ささくれ

自分の容姿について悩んでるのを知ってて指摘してくる人の気持ちは一生分からないし言われた側はその日以降ふとしたときに思い出すことになるしそれがどれだけ重大なことか言った本人は分かってないことが多い。

 

 

 

 

 

「肌汚いから終わってんなあ」

仲いい男子から言われたときいつもならうるさいねんと返せたしだからなに?と強気で言えたのにその日は上手く返せずずっと泣きそうでそれ以来ふとしたときに思い出す。昨日も今日も鏡の前で思い出したし明日も思い出すと思う。今でも言ってきた本人とは仲良いし普通に喋れるし面白いから話してて楽しい。言われた時期が容姿について最大に悩んでいたときでタイミングが悪かったから悲しかったけど今は悲しみとか怒りとかない。けどこの言葉は一生忘れないし忘れられない。笑い話になるならないではなくて忘れられない。

 

 

 

 

 

「ニキビやばいなあ」

鏡を見るだけで涙が出るみたいな時期に言われた言葉。せやねんやばいから皮膚科行かなあかんなと思てて、返しはこれが限界。結局そのあとみんながいなくなってから泣いて仲良い子が箱ティッシュ持って大丈夫と励ましてくれた。この言葉にも今は怒りも悲しみもないけど一生忘れられない言葉。このあと皮膚科に行きました。もらった薬のおかげでニキビでが治りつつあるうれしい。

 

 

 

 

 

体型とか顔とか背とかそういうのは人それぞれ好みがあるし地球にこれだけ人がいれば私のことを褒めてくれる人もいるかもしれないけどニキビで肌が汚いって事実は誰がどう見ても分かるからすごいストレートに伝わってきてショックで悲しいってそのときは友達に言ってたなあ。言った本人からの謝罪とか慰めを求めてるわけではなくて言った事実は一生消えないってことを分かってほしい。

 

 

 

 

 

さっき少し書いたけど許す許さない笑い話になるならないとかではなくて今は悲しみも怒りもないけど言われた言葉はずっと心の中にあって、ふとしたときに思い出すってことを分かってほしい。言葉も行動も。あのとき泣いてたよなって後々笑い話になっても全部消えるわけではないよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の容姿について悩んでるのを知っててそれを指摘してくる人は言った日以降大事なときにトイレに行きたくなる腹痛がきますように。ささくれが治りにくいでもいい。1日1回足の小指ぶつけるでもいいし毎週録画のめっちゃ重大な放送の日だけ録画されてないでもいいなあ。